消毒用エタノールでワキガの臭いが消えるかしら？
ワキの下から臭いが出ている人はワキに細菌が繫殖して、
その細菌たちが悪臭を放っているからです。
自分でできるワキガ対策として
「制汗スプレーが効果的」とか、「お酢を混ぜたお風呂に効果がある」とか、
いろいろな情報がネットで見られます。
殺菌すればニオイを抑えることが出来るのなら、
消毒用エタノールでわきの下を拭けば、
簡単なワキガ対策にならないでしょうか。
消毒用エタノールで消えるワキガの臭い
消毒薬の中でも私たちが入手することができるのは、
次亜塩素酸ナトリウム・ポピドンヨード製剤・アルコール類などです。
名前は堅いですが、商品名で呼ぶと意外と家庭でも使っているものですよ。
・次亜塩素酸ナトリウム➡「キッチンハイター」
・ポピドンヨード製剤➡「イソジン」
・アルコール➡ 消毒用エタノール
これらの薬剤は適切な使い方をしていれば、
消臭効果があって人体には無害なのです。
キッチンハイターでワキガ対策できる？
キッチンハイターはそのまま使うと強すぎるので水で薄めて使いますが、
希釈の目安はハイターの容器に書かれてある説明書を参照してください。
製品本来の使い方は食器の漂白なので、
メーカーは皮膚への使用は推奨していません。
そして、人によっては皮膚が荒れることがありますが
殺菌力は3種の中では一番高いです。
イソジンでワキガ対策
イソジンは薄めてうがい薬として使いますが、
薄めずにそのまま消毒薬として手術部位に塗って使うくらいですから、
殺菌効果は充分にあります。
ただし、皮膚が茶色になってしまいますね。
消毒用エタノールでワキガ対策
エタノールは注射を打つ前に皮膚を殺菌する消毒液で、
私たちにもおなじみですよね。
医療のいろいろな場面で使われていて、
殺菌効果は非常に高いです。
ワキガ対策として使うなら、
「無水エタノール」を水で約76％～81％に希釈した
「消毒用アルコール」と呼ばれているものを使います。
スプレータイプも売られているので、
脱脂綿やガーゼに浸して拭うより、
そちらを使う方が使いやすいかもしれませんよ。
ただし、脂を溶かす揮発性の性質があるので、
頻繫に使うと皮脂がはがれて肌荒れしてしまう危険があります。
殺菌すれば臭が消えるのか
それぞれはは殺菌効果が充分ににあります。
皮膚にいる雑菌・ワキガ菌の類も死滅させるので、
理論上はわきがの臭いも消えるはずです。
でも、殺菌すればワキガの臭いがなくなるかというと、
そんな単純な話ではないのです。
皮膚の上には悪るさをする菌もいれば
「常在菌」という外敵の体内侵入を防ぐ善玉菌もいます。
消毒薬は悪玉菌も善玉菌も関係なく殺菌してしまうので、
皮膚バランスを壊してしまうのです。
さらに、殺菌と同時に皮脂も取ってしまうので、
皮膚バランスをとるために皮脂の再分泌を始めてしまいます。
過剰に分泌された皮脂は雑菌や常在菌の餌になり、
それらの増殖を助けることになってしまいます。
それで結局は前以上に雑菌が増えてしまい、
ワキガ臭の元が作り出されてしまうのです。
悪化させないワキガ対策
ワキガで悩んでいる皆さんは、自分の臭いで周りに迷惑をかけていないか？
そんな心配な気持ちでいっぱいだと思います。
だけど、短絡的な考えで答えを出さないでくださいね。
ワキガで悩む人の一番の悩みは強烈な刺激臭でしょう。
この腋臭を抑え込むのに必要な条件としては
・殺菌力
・消臭力
・制汗力
・それを持続させる持続力
これらを満足させれば日常生活を支障なく送れるようになるはずです。
消毒用アルコールだけではこの条件の一部分だけで、
さらに、肌トラブルを起して悪化させる危険性もあるのです。
ソクキエ！ワキガクリーム対策
制汗剤やデオドラントも種類がいろいろですが、
腋臭をソクキエで抑え込めるのはワキガクリームだけです。
根本的な治療にはなりませんが、危険性がなくニオイを消せて、
日常生活を憂いなく過ごせるならいいのではないでしょうか。
ワキガクリームにもドラッグストアで購入できる
比較的にリーズナブルな価格帯のワキガクリームと、
ネット通販のみで販売されている専門メーカーのワキガクリームとがあります。
専門メーカーのわきがクリームは1本5,000円前後と比較的に高額ですが、
殺菌・消臭力・制汗力と持続力が市販品より優れているので、
対策として値段以上の価値になるでしょう。
